先輩社員インタビュー | 04
自宅での医療と
暮らしを支えるために
U.M.さん
2023年入社 看護師/管理者
総合病院に勤務の後、訪問看護の道へ。太白区にある訪問看護ステーションに勤務の後、ウェルフェアーフォレストに転職し、「すだち訪問看護リハビリステーション」に勤務。
訪問介護同様、訪問看護も今後必要とされる職種なので、この仕事を広く知らせていきたいと考えています。
看護師の仕事の仕上げとして、訪問看護を選びました。今は国のほうで長く入院させない方針になっており、急性期であっても一旦治療が終わってしまえば、自宅に帰ったり、施設に移されることが多い状況です。基本的に入院する必要がないとは言われても、やはり医療の手が必要な療養であったり、自宅で充実した生活をきちんと送ることが難しい方々のところに、私たちが入っています。
大変なことも多い職業ですが、やはり訪問看護に入るとそこから抜け出せなくなるとよく言われています。特に「やはりそのために私たちが必要なのだ」と感じたのは、癌の終末期のご利用者様でした。場合によっては関わってから1~2週間でお別れしなければならないこともあります。そういう方を支える時には、看護師だけではなく、主治医の先生、ケアマネジャーさん、ヘルパーさん、ご家族と私たちと様々な方が関わり、お互いの仕事がより良くできるよう100%の力を注ぐことになります。その輪の中にいる訪問看護師の役割は多岐に渡り、人の死に関わることではありますが、とてもやりがいのある仕事だと思っています。
現在の仕事内容とやりがい
ご自宅で療養されている利用者様や、施設に入居されている方のところに訪問して看護を提供しています。介護保険と医療保険のどちらにも対応しており、医療保険であれば小児から高齢者まで幅広い利用者がいらっしゃいます。
病院に入院していると、先生や看護師さんがいるので患者さんたちの個性はあまり出ませんが、ご自宅では本来の姿になります。そこで薬の管理などどのような看護の提供がその方に合っているかをみんなで試行錯誤します。本当に個別的な看護ができることが訪問看護の魅力だと思います。
ウェルフェアーフォレストの魅力・強み
看護師としてのキャリアの仕上げとして、どういったことをしたいか考えた時に、こういった訪問看護の施設に勤務したいと考え、こちらに見学に来ました。その時にとても雰囲気が良かったことと、入居者様の人数などから、ここならチャレンジできると感じました。
訪問看護はこれまでに培ってきた、病院での看護師としての知識や経験を100%活かすことが出来る職種です。それを存分に、困っている方々やご家族様に還元できるということは、自分のキャリアの締めくくり方としてとてもいいかなと思っています。
多職種の方々との連携で心掛けていること
医者、看護師、介護職員、薬剤師など、それぞれが担う役割が決まっているわけですが、看護師というのはどの職種とも対等に意見交換できる立場にあると思っています。病院ですと先生には意見しにくい場合もありますが、訪問看護の現場では先生方も対等に意見交換してくださいます。それぞれの専門性を理解した上でコーディネートする役割が看護師にはあると考えています。
特に終末期においては、ご家族の方々とのやり取りやケアはとても大切ですので、病院で経験したことが本当に活かされると感じます。
働きやすさを感じるポイント
病院やここに来る前の訪問看護ステーションに勤めていた時は、仕事と家庭それぞれで抱えるストレスをなかなか切り替えられずにいました。ですが、ここでは仕事、家庭、そして自分の時間もしっかり確保できるのでストレスを溜めずに仕事ができることがありがたいですね。休日は仕事からしっかり離れて区別できるところが、働きやすいと思います。
訪問看護師は経験を積んだベテランが多いので、ここでは職場内の研修はありますが、より詳細な訪問看護の研修が必要であれば宮城県看護協会の研修になります。